みなさん、こんにちは!
2019年7月27日日本経済新聞の記事に修繕積立金に関する記事がありました。これからマンションを購入される方の参考になればと思うのでご紹介しします。
簡単に申し上げますと、
新築購入当初に取り決めた修繕積立金が、工事費の上昇などにより積立金だけでは、修繕費が賄えないので、値上げが必要であるが、居住者の管理組合で値上げの承認を謀るが、承諾を得られず、修繕ができないというもの。
現実的な問題としては、住宅ローンの支払いが毎月決まっていて、そのプラスアルファとして、管理費、駐車場代、そして修繕積立金があります。そのうちの修繕積立金が、段階的に値上げされると、支払いが出来なくなる恐れがありますので、区分建物所有者によっては値上げに賛成出来ないという事だと思います。
記事によりますと、7,000円でスタートした修繕積立金が、5年後に一気に15,000円引き上げられるパターンと5年ごとに5,000円ずつ値上げしていき30年後には32,000円まで上昇するものがあるようです。いずれにしても結構な値上がりであり、契約時にわかっていても、承認できないという事もありえそうですね。今後の工事費用や物価の上昇によっては、さらなるものになる事も予想されます。
また記事の例によると、修繕積立金合計で702万円の支払いが予定されているとの事ですので、一戸建てでもリフォームや修繕を考えれば妥当な金額ではあると思います。ですから、積立金としては問題ないものなのでしょう。
さらに重くなる話題では消費税増税ですね。
2019年に実施される予定である消費税増税ですが、修繕積立金や管理費は非課税なので増税の影響はありませんが、管理を委託などをしている場合、
管理委託料の請求は、業者より増税され請求されます。
よって、管理費や修繕積立金が圧迫される事になりますので、それなりに影響があるかもしれません。
まとめ
長々とお話しさせて頂きましたが、マンションをご購入を検討される場合は、
1、住宅ローンの支払い意外にも費用の積立等の資金が必要である。
2、修繕積立金は購入当初の金額より値上がりがある。
3、修繕の工事費は、現状金額が上がっている。
この点を購入の際は、念頭に置いて素敵なマイホームを手に入れて頂きたいと思います。