核家族化が言われ始めて、何十年にもなります。
核家族とは、夫婦だけ、夫婦と未婚の子供、または片親と未婚の子供の家庭の事を言います。
しかし、現代では核家族をも超え、今や「おひとり様化」が進んできている状態ではないでしょうか。
単身者向けアパート、おひとり様向け焼き肉店、一人分の冷凍食品など、ひとりでも不自由しない環境が整っています。
ひとりって確かに、ストレスがないと思います。何をしてても誰に咎められる事もなければ、注意も受けない、自由気ままです。
しかし、それが社会の歪を大きくしているかもしれません。
体が元気で、安定した収入もあるうちは、いいと思いますが、今回のような新型コロナウイルスの発生により、社会全体が不安定になった時には、ひとりでストレスがない状態がいつまでも続かないと思います。
『孤独』
自分の思うように生きていける程、世間は甘くありませんし、気ままに生きてこれているのは、周りが支えてくれているです。
世間はあなたを支えてくれているのに、あなたは自分勝手な事をしているのです。
その結果が、
『孤独』を生んでいるのです。
日本社会は、『孤独』になる事を放置してきました。
高齢者が増えていく事がわかっていても、大都市圏に人が集まる様な街づくりをしてきました。都市圏には、単身者用のアパートが乱立し、コンビニエンスストアが溢れています。一方、地方は、買い物も車に乗らなければいけない、病院は隣町までいかなければならない、空き家は増えていくばかりの状態です。
結果、都会には、若者が集まり、地方には、高齢者が溢れる状態になっています。
その若者は、育ててもらった事も忘れ、ご両親のお世話も他人に任せ、おひとり様を自分勝手に楽しんいる。親御さんは育てたご子息に迷惑を掛けてはいけないと、他人の世話になり、いずれは伴侶にも先立たれてしまい、一人ぼっちに。
ひとりぼっちになっても、まだ迷惑をかけまいと他人の世話になった挙句、資金がなくなって行政の世話になって、生末は孤独死をする人もいる。自分が立派に育て上げた子供がいるのに。
この社会、おかしくないですか?
数十年先には、労働生産人口が今以上に減少します。2060年には10人のうち4人が65歳以上の高齢者です。医療や介護に従事する人口も当然に減少します。もう自分勝手に『おひとり様』なんていってられません。お世話になったご両親は、育ててもらった子供が逆に恩返しをしなければなりません。そうしなければ、国が回らなくなるからです。
生産人口のグラフ他、参考資料はこち→http://www.mlit.go.jp/common/001123470.pdf
私は、日本国を良い状態で、子供や孫の代に継承していきたいと思っています。
私が言いたいことは、
『いい加減、無責任で自分勝手に生きていく事を、もうやめにしませんか』
ということが伝えたいのです。